牧神の午後の日記

オタク系の話題です

2009-06-01から1ヶ月間の記事一覧

強いIT戦略 アクセンチュア・テクノロジー・コンサルティング

悔しいけど問題の整理の仕方が抜群に巧い。脱帽です。 攻めの経営に必要なキーワードとしてM&A(IT的には勿論システムの統合となる)、販売力/マーケティング力の強化(IT的にはネットビジネスやアクセンチュアお得意のCRM等、汎用性の高いキーワード)、そ…

STAX SRS-3050A

大学時代、ふとしたきっかけで視聴したSTAXの音を聞いて以来、いつかはSTAXとずーっと思っていたのを、土曜日にヨドバシカメラで衝動買い。ぶっちゃけ、iPodというinputを先に何とかした方が良いのではないか?と冷静には思ったりもするのですが、視聴した瞬…

フルベンのベト5(47/5/27)

ベートヴェンの特に交響曲は、甲乙つけ難い名演が揃っていて、これ1枚で事足りる、なんてことはまぁ滅多にない。例外はワルターの田園くらいかと思うけど(それにしてもベーム/VPOという有力な対抗がある)。特に5番は曲の劇性と相まって、本当に1種類しか選べ…

現実入門 穂村弘

本人曰く現実経験値が低く、40歳超えて結婚離婚の経験は勿論、一人暮らしの経験もない。経験値稼ぎのために競馬、献血、占いにモデルルーム見学、合コンなどなど美人な担当編集者(伏線)と様々な経験を積む様を、作者独自のちょっとトボけてホンワカな優しい…

高学歴ワーキングプア 水月昭道

ポスドクなど研究活動だけでは飯が食えず、アルバイトなどフリータ的な生活を送り、将来の展望もない、高学歴なワーキングプアが増えている、というのは最近になって報道で時々採上げられるようになりました。本書ではその原因を文科省行政の失敗とアカデミ…

子どもへの性的虐待 森田ゆり

重いです。子どもへの性的虐待によって虐待を受けた子どもがどれだけ重いものを背負わされるのか?イヤなのに拒絶できない自分への嫌悪、どころか快感を得てしまう自己への不信、被害を訴えても信じてくれない周囲への不信、そうした中で自分が虐待にあった…

働く人のうつ病 上島国利編

タイトル通り働く人特にサラリーマンを念頭においていて、どのような状況で鬱になるのか?その時の(本人の)精神状況と周りでできるサポートは何か?休職などの治療活動後の復帰をどのように進めるのか?というのを専門家が分担でかいた、一般向けというより…

ふたつのスピカ 第15巻 柳沼行

3年間に及ぶ東京宇宙学校での苦しい、でも楽しかった3年間も大詰め。ついに宇宙飛行士候補の選抜の日がやってきました。勿論、結果は言うまでもないことなのですが、それを発表する鬼教官の心中が、なんというか個人的には一番込み上げるものがありました。…

雑誌の電子化 その2やり方編

詳細は自炊技術 Wikiあたりを参照してください。 ホッチキス中とじ雑誌裁断 リムーバを使ってホッチキスを外す。ここがほぼ唯一力が必要な部分。 雑誌がバラけるので、ディスクカッターで切れる枚数ごと(20枚程度)にまとめる。 二つ折りのままディスクカッタ…

雑誌の電子化 その1道具編

こんなトンキチなことを考えたそもそもの動機は、日経ビジネスを電子化して取り込んで必要な記事を検索できるようにしたかったから。日経コンピュータ、日経情報ストラテジーは予約購読者にpdf化されたデータが収録されたDVD-ROMを送付してくれたのだけど、…

サクラダリセット 河野裕

サクラ・ダ・ってくらいだから聖的な意味を込めているのかと思っていました。舞台が架空の町、桜田市なんですね。勿論狙ってのネーミングではあると思いますが。その桜田市には超常現象をおこす人たちが集まる町。判りやすくと言うと学園都市ですか?(違)。…

アレクサンダー大王 天上の王国 赤石路代

イスカンダルです。ライダーです。アイオニオン・ヘタイロイですよ−−じゃないですが。ヘレニズムの体現者、英雄アレクサンダー大王の生涯を側近ヘファイスティオンを主人公として語らせています。 元々は1997年から1998年にかけて角川書店から発行されていた…

シュメル神話の世界 岡田明子/小林登志子

中学時代から世界の4大文明の一つとしてメソポタミア文明を習っていて、その文明を築いたシュメルについて、名前は知っていても彼らがどのような生活をしていたのか?最古の都市生活とはどのようなものだったのか?何よりどのような神話をもっていたのか?せ…

現代萌衛星図鑑 しきしまふげん

ひまわりに始まりはやぶさ、かぐやに至る7機の日本の人工衛星についてミッション、開発経緯、結末までを解説した人工衛星入門とでも言うべき書籍。ただ、その解説の方法論において、タイトルのとおり明後日の方向に逝っちゃってる(褒め言葉)ところが極めて日…

繁盛させたければお客様の声を聴け! 宗次徳二

壱番屋創業者の著書第二弾。前著が独自の暖簾分け、ブルームシステムを解説していたのですが、本書では顧客重視の姿勢を解説しています。 接客精神から、タイトルになっている通りの「お客様の声」つまりはココイチ店舗に置いているアンケート葉書に記入され…

IFRS 国際会計基準で企業経営はこう変わる 高浦英夫監修

PWCのIFRS本。会計実務より黒船IFRS襲来。ビジネスが変わる、グローバルスタンダード、競争環境が変わる、これを機会に今こそ経営の見直しを!と煽って、最後にその際は是非ともPwCにご用命をと少しだけ書いているところなんて、言葉を悪く言えばどこかの高…

椅子とパソコンをなくせば会社は伸びる! 酒巻久

ITProにも「本当に「いす」がなかった,キヤノン電子のオフィス」として採上げられた、その話題の本。といっても単行本発行からそれなりに経っているので、読んだのは平成十九年発行の文庫本。前書きによると「データ類の最低限の修正以外はほとんど手直しは…

ITコスト削減マニュアル 岡村和彦

マニュアル本というか、ITコスト削減の手段について、IT戦略、企画、開発、運用、保守、共通業務フェーズに応じてとにかく考えられうるあらゆる手段をトピック的に列挙した本。場当たり的というと非常に言葉は悪いのですが、統一的な方法論に基づいているわ…

HEAVENカンパニー なかじ有紀

なかじさんの漫画を読むのはひょっとすると「ハッスルで行こう」以来です。 グリーンオフィスHEAVENを舞台にした主人公茉莉花(まりか)の新社会人としての成長と恋ってことで、どっちかっつぅとLaLaよりMelody向けな作品のような気もするのですが、掲載誌はLa…

王子の優雅な生活(仮)2 紫堂恭子

王城を離れ狩に出ていた間にクーデターでその地位を追われた天然なアンドレア元王子の流浪(?)の生活を面白おかしく描いた「王子の優雅な生活(仮)」の2巻は、ナンパ師としてのスキルを発揮。理由アリ美女セリーナとお近づきになることに成功。が、彼女どうや…

Mail.appの障害復旧

Mail.appの終了→起動を繰返す度にMobile Me以外のメールアカウント情報が消失するというトラブルですが、復旧してます。別のユーザアカウントを作って、再現状況を確認したり(再現せず)、現在のユーザアカウントで~/Library/Prefereneces/com.apple.mail.pli…

東京皇帝☆北条恋歌2 竹井10日

相変わらずぶっ飛んでいるなぁ、と。いや通勤電車の中で読んだのですが、もう途中で笑いをこらえることができなくて、どう考えても変質者です。 今回は一斗の初恋の相手がなんと帝国軍司令長官東小路ゆかり子だった?という来珠にとっては驚天動地なまでに衝…

成功するカレーハウス 驚異の社長製造法 宗次徳二

全国に1,000店舗以上展開するカレーハウスCoCo壱番で有名な壱番屋の創業者が15年以上前に書いたココイチへの勧誘本。当時300店舗で本書でも今世紀(20世紀)中1,000店舗を目標にすることが明言されています。実際に1,000店舗を達成したのは2004年12月なので、…

IT投資とコストマネジメント 東山尚

大部な本です。企業ガバナンスの観点から、さらには情報システムの資産価値や投資評価、SLA等扱う内容も多岐にわたり、それらについて一定のフレームを締めそうとしておr,ある程度はその成果は出ていると思います。各論点に関する全体像については使えるフ…

芸術とスキャンダルの間 戦後美術事件史 大島一洋

著者は雑誌編集をメインに行ってきた記者。後書きには「スキャンダル性がなければ雑誌は売れない」「人間が一番興味を持つのは、人間の普通でない行為」などある種透徹した言葉が並ぶ。実際、人間活動の中でも最も至高なものの一つ、まさに聖の世界でもある…