相変わらずぶっ飛んでいるなぁ、と。いや通勤電車の中で読んだのですが、もう途中で笑いをこらえることができなくて、どう考えても変質者です。
今回は一斗の初恋の相手がなんと帝国軍司令長官東小路ゆかり子だった？という来珠にとっては驚天動地なまでに衝撃的な内容。で、彼女がとったのが、その初恋をぶち壊すという幻想殺しも真っ青の無茶苦茶さ加減。相変わらずのパロディ文体とどっかネジの外れまくった登場人物のキャラクターコメディに今回も大爆笑。イヤ、本当に通勤電車なんかで読むもんじゃない。ちゃんとカバーにも「劇薬注意」くらい書かないとだめです。
さらに、新キャラクターも投入。元西園寺家のメイド、作者お得意のおねえさんキャラ連風美文、なんと日本メイド選手権８連覇。世界7連覇というすさまじい経歴なスーパーメイド、でも作者のおねえさんキャラだからどうしようもない主人公の甘やかしっぷり。さらに登場するは起動魔法兵団のエース・オブ・エースにして売れっ子モデル愛藤四菜。もうね、出るキャラ出るキャラ主人公に惚れてしまうのがなんとも素晴らしきギャルゲ的世界。
そんな中、恋歌の気持ちが来珠にバレて愁嘆場？なヒキで次巻に続いたり、一斗の特別な能力の片鱗が垣間見えたり、名付け親が初代皇帝だったり、と主人公の秘密が少しづつ明らかになっていくのでした。
