牧神の午後の日記

オタク系の話題です

2009-08-01から1ヶ月間の記事一覧

QUO VADIS〜クォ・ヴァディス〜5 新谷かおる/佐伯かよの

失われた教授の生存カプセルを求めた先はホンモノの吸血鬼・バートリー夫人のところ。400年以上前、故郷トランシルバニアからレイク・キャッスルの城主に嫁いた彼女は吸血鬼化した夫を救おうとしたが果たせず、自らも吸血鬼となってしまい、人の生き血無しで…

雪豹update

28日発売、ということを知って速効でamazonでファミリーパックを予約。土曜日のPMに届きました。少し遅くなりましたがようやく一息ついたので、アップデート(での苦労)と若干のアプリ非互換についてレポート。 2chでお祭りになったメディア不良には遭遇しな…

Fate/stay night (10) 西脇 だっと

やはり今巻のラストエピソードのキャスターと彼女のマスターである葛木の最期が見どころなんでしょうね。葛木の過去がオーバーラップし、キャスターの素顔が明かされる。本当はこのシーン、キャスターの正体と合せて彼女が人間だったときの仕打ちを入れると…

TABI TOMO イヤーウィスパー(耳栓)

最近、周りの音が気になることが多くなった。会社では場所の都合もあってパーティションで区切られもせずに執務フロア内にオープンな打合せスペースがあるのだけど、自席が偶々そこに近い位置なので、打合せで大声を出されると非常に気になって仕事に集中で…

]仮面ライダーディケイド 第30話「ライダー大戦・序章」

大阪では、二回ほど「甲子園の世界」に寄り道していたので、月曜日と水曜日に放送して、本放送に追いつきました。そういえば、アマゾンの世界で士のコスチュームが野球のユニフォームだったのは、大阪が「甲子園の世界」だったことの暗喩なんですかね? 後は…

ハイドシェックのモーツアルト/ピアノ協奏曲第20番

宇和島ライブと宇野さんの評論で日本での人気に火がついた後に録音されたグラーフとのものではなく、1960年に録音されたヴァンデルノート、パリ音楽院管弦楽団との共演の方です。 なんといってもハイドシェックのピアノが美しく、そしてニ短調なこの曲に相応…

図書館の神様 瀬尾まいこ

「最初に言っておく。俺はかぁなぁり」主人公の清がキライです。それは、自分にも他人にも厳しすぎて高校時代に部活の仲間(山本さん)を自殺に追い込む一因になったその性格がキライなのではありません。そもそも、彼女を自殺に追い込んだなんて考えるのは、…

100億の男 3 国友やすゆき

100億の借金を背負い込まされた男の復讐劇、文庫第3弾となります。 主人公を徹底的にいじめ抜く逆境に置くのが作者の趣味、というかエンターテイメントの王道として、振幅を大きくとる為にやっていることだとは思うのですが。前巻ラストで自らの命を差し…

俺の妹がこんなに可愛いわけがない 4 伏見つかさ

ツンな彼女がデレるまで?とでも言いたくなるようなラストに向けての桐乃のデレデレ感がたまりませんでした。以上ってかんじ? 前巻の後書きでは四巻は短編集?みたいな事を書かれていたような気がしますが、エピソードの独立性は強いものの、普通の長編でし…

反社会学講座 パオロ・マッツァリーノ

大爆笑。著者の語り口が巧い。自称怪しいイタリア人ってことで、日本語に慣れていないフリ(あまりこなれていない言葉遣い)をしているのは、単なるポーズ。七五調でもないのに読ませるリズムを心得ていて、内容は皮肉なユーモアたっぷりっということで、面白…

日本型SCMのベストプラクティス 荒木勉編著

代表的なSCM先進企業(2003年当時)の事例の紹介本です。冒頭にSCMに関して総論的に解説し、さらに続く各章では各企業での推進者が自社の取組として紹介しているので、リアリティがあり参考になる部分が多々あります。正直ここまで公開するか?とちょっとびっ…

この世界の片隅に こうの史代

舞台となるのは昭和18年〜21年にかけての呉。主人公は広島で生まれ、呉に嫁いだすず。この舞台はもう、最後は呉の空襲と広島のピカドンしかないってのは解っているんです。もう予定調和なくらいに。でも、多分この話はそんな悲劇を描くことが主目的ではなく…

仮面ライダーディケイド オールライダー対大ショッカー /侍戦隊シンケンジャー銀幕版 天下分目の戦

シンケンジャーは3D版で観賞。例年は戦隊→仮面ライダーの上映順ですが、3D版は3Dメガネ着用の注意もあるためかディケイド→シンケンジャーの順序で上映(通常版の上映順序は未確認)。正直、昨年に比べるとデキは今一つかなぁ、が正直な感想。 特にディケイド。…

サマーウォーズ

朝一番の回でしたが、人の入りはそこそこ。お盆休みだからですかね? エンドロールが全部終わって皆が席を立って引き上げるとき、あちこちから「面白かったね」や「あっという間だったね」と言う声が聞こえてきました。実際テンポも良いし、テーマ設定も解り…

SEのための経験則的要件定義の極意 隈正雄

要件定義に関する方法論は今までも数多く提唱されてきましたが、著者はそれらには不足している部分がある。実際にコンサルタントとしてPJに参加した際にもSEの要件定義の能力不足がボトルネックとなり、仕様の確定が遅れたり、中途半端になったり、場合によ…

さよなら私たち 香魚子

作者は「伯爵と妖精」のコミカライズを手がけていますが、オリジナル作品では初単行本とのこと。4年前のデビュー作から直近(H21/7)の別マ、デラマ、ザ・マーガレットという別マ系の雑誌に掲載された短編集。ぶっちゃけ収録作に統一感があるわけではなく、所…

百合心中 猫目堂ココロ譚 東雲水生

サブタイトルであるところの「猫目堂ココロ譚」の方に重点を置いた方が良いでしょうね。自分の心のありかが判らなくなって行き詰まったときに、黒猫とともにふと迷い込む猫目堂。そこで扱っているものは全て心の形。心が化体したモノを見つけることで、迷い…

「うつ」からの社会復帰ガイド うつ・気分障害協会編

鬱病に関するガイダンス・基本知識は当然解説していますがそれよりも、タイトル通りに鬱から回復して、社会復帰するときにどのようなステップを踏むべきか、どのような状態になれば社会(職場)復帰可能といえるのか?その時に必要な周囲(家族、会社)のサポー…