牧神の午後の日記

オタク系の話題です

2009-05-01から1ヶ月間の記事一覧

ワルターの40番

戦後ウィーン・フィルを振ったブルーノ・ワルターのモーツアルトの交響曲40番は、自分のクラシック音楽ヲタ人生の原点とも言える演奏だった。 初めて聞いたときのことを20年以上たった今でも鮮明に覚えている。高校時代の冬休み、当然外は雪。場所は富山県立…

考えすぎて動けない人のための「すぐやる!」技術 久米信行

著者はゲームデザイナーなどを経て家業のTシャツ製造会社を継いだ若手経営者(といっても40代半ば)。トコトン前向きな人はそうでない人に何でこんなことができないのだろう?と思いがちで、著者も明治大学で学生相手に講義した際、同様の感想を持ったことか…

終わらぬ「民族浄化」セルビア・モンテネグロ 木村元彦

フリージャーナリストによるコソボ空爆後のコソボ地域のルポルタージュ。以前読んだ多谷千香子さんの「「民族浄化」を裁く」の後の世界、しかも視点はセルビア人からという非常に対照的な本。しかしそこにあるのは絶望としか言うほか無い状況な事は共通して…

マリー・アントワネット

ニュースとしてはいささか旧聞に属するものですが、「マリー・アントワネットゆかりの懐中時計 目をみはる複雑構造」という記事がありました。プレゲのマリー・アントワネットというと、細野不二彦さんの「ギャラリーフェイク」でも採上げられた逸品。「あら…

Sennheiser ポータブルヘッドホンMX260

以前使っていたMX500程ダイナミックな音ではないけど、これも全般的に中域中心のヌケの良い開放的な音。Vnの音色もAKG/K314がしっとりとした美しさに対して、このMX260はきらきらした感じ。モーツアルトの曲でのVnは美しさを堪能。一方でVcは少し味が不足。…

神のみぞ知るセカイ 神と悪魔と天使 有沢まみず

少年サンデー連載中のどう考えてもヲタ向け漫画。若木民喜原作のコミックのノベライズ、といっても外伝小説。 あのコマ割りと漫画演出の勢いをどうノベルで再現するかは少しだけ不安要素だったのですが、しごく全うなアプローチ。いや、「エルシーには○○が見…

銀河英雄伝説~英雄たちの肖像~ 第2巻

田中芳樹原作の大河小説のコミカライズ第二期もようやく第二巻。前巻が物語の再開と陰謀(来るべき次の戦争への種まき)で終始していて、盛り上がり的には少しばかり物足りなかったのが、今回は帝国の同盟進攻ラグナロク作戦>の開始、といよいよ闘いの幕が期っ…

ストレスマネジメント入門

新書という性格上、記述的には浅いところもあるのでしょうが、認知的ストレス対処法、アサーションについても簡単な考え方の紹介あり。ビジネスマン向けなのでキャリアデザインにも触れられていますし、その他呼吸法など、取り扱う範囲は非常に幅広いです。 …

「民族浄化」を裁く

著者は旧ユーゴ戦犯法廷の判事も務めた元検事。判事時代に扱ったのがブルダニン=タリッチ事件というセルビア人によるエスニッククレンジングの事件だったため、モスリム人が被害者という構図ですが、筆者が最後に少しだけ触れている通り、民族浄化は決して…

Mail.app障害止まらず

月曜日の10:00に自動再起動の設定をしているのを忘れていた。本日帰宅後、その再起動が途中で止まっている。これはsafariのタブを閉じるダイアログが出っ放し(そりゃ、OK押す人がいないから)になっている。ただ、FInderとSafari以外は終了。で、気持ち悪いの…

Mail.appの障害

この週末はMail.appでMobile Me以外のアカウントが全部消えるという不可解な事態に遭遇して、その対処に追われてしまった。 まずは落ち着いて、TIme Machineでメールのデータを復旧しよう。どのデータを救えばよい?と色々調べて、~/(user)/Library/Mailと~/…

AKG-K315

世間ではAKGのヘッドフォンといえば澪フォンですか?(どこの世間なのでしょう?)。高校生であのヘッドフォンは高過ぎとちょっと羨ましいですが(笑)。 常用していたゼンハイザーのMX-500がヘタってきたので、ヨドバシで悩んだ末、AKGのK315というイヤフォンを…

グッドモーニング・キス

りぼんで連載されていた高須賀由枝さんの「グッドモーニング・コール」の続編が出たのは知っていたのですが、ようやく既刊3巻を読めました。 前作当時は中学生で突然の同棲生活を始めてしまった二人も今や大学一年(リアルタイムで時間が流れていたら、社会…

聖なる花嫁の反乱 4巻

ファンタジーの国エーレで選ばれた神に捧げる9番目の花嫁・超天然お転婆娘エリセを主人公にした紫堂さんの久しぶりの長編ファンタジーも4巻目。 今巻の見どころはなんといっても超絶サディスティックな緋の貴婦人により傷ついた美形リオンーーじゃなく、囚…

ついていったら、こうなった

アキバ、日本橋辺りだと怪しい絵画セールスがあったりしますが、それ以外にも英会話教室やら自己啓発セミナー等々、キャッチセールスに付いて行ったらどうなるのか、どんな勧誘をされるのか、ということの突撃体験レポート。おまけに単行本上梓後に、ここに…

彩雲国物語 黄粱の夢

前巻ラストで秀麗の行方不明と不安を煽っておいて、外伝ってどういうこと?というのが本屋で裏表紙を確認したときの感想。いや、もう本編物語はクライマックスですよ?秀麗の運命やいかに?な状況で過去編って、と思っていたのですが…。 読んで滂沱。反則、…

HAYABUSA BACK TO THE EARTH

小惑星イトカワへのサンプル採取・地球へのリターンというまったくもって無謀(褒め言葉)なチャレンジを現在進行形で推進しているハヤブサの紹介映画。主人公をハヤブサにしていて、JAXAのPMの方などへのインタビューは一切入っていないのがちょっと残念。 そ…

iMACのHDD障害

起きると、iMacのスクリーンセーバー画面が止まっている。ん?とtrackballをいじってみるが、レインボーカーソル状態が続く。なんとなく嫌の予感がして電源ボタンを長押しして一旦終了。でもって、再度電源ボタン押して起動……しない?灰色の画面で止まってい…

コンラッド・ハーストの正体

殺し屋家業を辞めようとしたときに、自分の正体を知るのは4人。彼らを殺せば引退可能という計画をした主人公だったのだが、最初の一人を殺したときのダイイングメッセージが「全ては嘘だった」、混乱する主人公を追いかける人間が出てきたり、とサスペンス風…

三月の雪の上のダイヤモンド

タイトルはシベリウスの中では人気のある歌曲。まさかこの曲がPapa Told Meの新刊で採上げられるとは思いませんでした。信吉クンの愛妻千草さんをイメージするような曲。「風景の中に季節の光の中に、ふと耳にした音楽や言葉の中に僕は君を見つける」なんて…

天元突破グレンラガン 螺厳編

映画の日ってことで混雑。開始15分前、チケットは座席指定最後の一枚だったのでラッキーでした。 avanでいきなりのロージェノム戦決着、という文字通りの「最初からクライマックスだぜ」状態でとにかく勢いに押されて押し出し敗けです。第3部はやはりあまり…