牧神の午後の日記

オタク系の話題です

ドレスデン聖十字架合唱団&ドレスデン・フィル来日公演

演目は言わずとしれたマタイ受難曲。本日の大阪公演は一言で述べるならばExcellent。 少年合唱で全ての声部を賄う為、第1曲のあの印象的な降り注ぐような少年合唱が声部に埋もれてしまうという致命的な欠点はありますし、第27曲の二重唱で伴奏の木管アンサン…

10歳の保健体育2 竹井10日

帯の「10歳のお子様の目の届かないところでこっそり読んでほしい本ランキングづどう第1位」は伊達じゃない。相変わらずの竹井っぷり。会話の内容は「秋桜の空に」以来のお下品さ丸出しでちょっちエロイ。伏線とか考えているのか?とツッコミたくなるような面…

私のウォルマート商法 サム・ウォルトン

ご存知、ウォルマート創業者による自伝。日本語副題は「すべて小さく考えよ」。タイトル含めて原題の"MADE IN AMERICA"の方がしっくりくる。日本語副題は、ウォルマートの考え方の一つで、マネジメントは小さく行うということを表したもので、ラスト近くに出…

ハートキャッチプリキュア!第39話「えりかピンチ!マリンタクトが奪われました!!」

スナッキーが自己アピール映画を上映する直前のサウンドロゴって、どれみで使われていたものじゃない? えりかとコフレのやりとりは、なんだかもうバカップルのノリですねえ。「私のことどう思ってんのよ!」 マリンの単独変身バンク久しぶりですが、顔の表…

働くひとのためのキャリア・デザイン 金井壽宏

節目をデザインする、節目以外は流れを楽しむ余裕も必要、という金井先生の主張は非常に解りいやすい。但し「節目」は外的要因でぶつかることもあるので、私にとっては節目「を」は少し違和感があって、節目「で」デザインを考える、と言うもののような気が…

内田光子 クリーヴランド管弦楽団 来日公演

阪急西宮北口から接続している兵庫県立文化芸術センターでの来日公演。仕事を少し早めに切り上げて(というか他の人に引き継いで)移動。 オールモーツアルトプロで前座にK138の喜遊曲。これは指揮者なしでオケメンバーが立って演奏。その後で23番、24番の協奏…

ハートキャッチプリキュア! 花の都でファッションショー…ですか!?

「おばあちゃんが言っていました。パリは花の都ですと」や「通りすがりの旅行者です」って、平成ライダーのパロ台詞じゃないですよね?というまったくもってどーでもいーことが気になったのはナイショ。劇場の中はアタシ以外はすべて小さなお友達+その親御…

ジョルジュ・ブレートル/ウィーンフィル来日公演

阪急西宮北口から接続している兵庫県立文化芸術センターでの来日公演。演目はシューベルトの交響曲第2番とベートーヴェンの交響曲第3番「エロイカ」。アンコールにブラームスのハンガリー舞曲第1番と息子シュトラウスのトリッチ・トラッチ・ポルカ。 シュー…

ベンダー・マネジメントの極意 長尾清一

ベンダー・マネジメントと言っても、ユーザ企業が委託先のベンダーをどのようにコントロールするか?というあらゆる企業の情報システム部門ッ共通の悩みへの処方箋ではありません。それと同じ位悩みの多い、いわゆるプライムベンダーが下請けをどのように管…

とある魔術の禁書目録22

右方のフィアンマ、というか第三次大戦終結編。とはいえ、主人公があまりに人間離れしちゃって、感情移入できるポイントが少ないです。これはカマチーが後書きでも書いているように、彼が基本相手対する反論というかたちでしか自己主張しないからでしょうね…

インフレーション宇宙論 佐藤勝彦

宇宙開闢直後に宇宙が爆発的膨張をしたというインフレーション理論の提唱者による解説本。朝日カルチャーセンターでの一般人向けセミナーの内容が基になっているので非常に解りやすく、かつ面白く宇宙開闢直後の様子を描写してくれてます。 もちろん、インフ…

心の休ませ方 加藤諦三

タイトルに惹かれて購入したのですが、大失敗。結論から言うとこれは買ってはいけないレベルの本。 「鬱」に対して悪意でもあるのか?といいたくなる程の悪意と誤解に満ちた鬱になる原因分析は、正直途中で読むのがイヤになりました。曰く「憎しみが限界を超…

ルポ 生活保護 本田良一

v速なんかで時々携帯代が月2万円で全然お金が足りない、といったどう考えてもオカシイだろう?と突っ込みたくなる母子家庭の相談なんかをたたきまくっていることを見ることがあるけど、一方で「文化的な最低限度の生活」をおくる為の支援が十分なのか?とい…

タッピーノ

20代の頃は全くと言ってよいほど身体の凝りを感じなかったのが、30代後半から一機に肩凝り、腰痛に悩まされる毎日になり、今や月1〜2回は1時間ほどマッサージしてもらう日々。 そんな中半年くらい前に、NHKの朝のニュース「おはよう日本」の1コーナー「ま…

生徒会の三振 葵せきな

シリーズも三冊目。1作目からキャラは立っていたので、キャラクターコメディとして思いきり笑えるし、登場人物の過去話に所々ホロリとさせられたりもします。しかし、なによりも本巻で特筆すべきは、エピローグ。アニメでは設定自体最終話で冗談として語れて…

赤・黒 石田衣良

池袋ウェストゲートパーク外伝。外伝なので本編の主人公マコトには当然出番がなく、2箇所ほど会話で触れられる程度。一方外伝主人公の相方を務めるのがサルで、彼の気の良い一面が存分に描かれている。 ストーリーはクライムノベルばりに、バクチに嵌まった…

ゴールデンタイム1 春にしてブラックアウト 竹宮ゆゆこ

私はアニメ化された「とらドラ!」からの俄ですが、それでも基本的にファンタジー要素皆無だった前作に対して、今作ではいきなり主人公の亡霊?が出てきたのにはびっくり。しかも生まれてから亡霊になる原因の事故に遭うまでの記憶はその亡霊が持って行って…

これからの「正義」の話をしよう マイケル・サンデル

政治はあらゆることから中立でなければならない、そう思っていた時期が私にもありました。(笑) 文章に指示代名詞が多く、国語の入試問題のように「そのような」の内容を説明せよ、と聞きたくなる部分が多々あるのですが、それよりも書いている内容が面白い。…

もっとだめよめ日記 私屋 カヲル

表紙に2巻の表記はないけど2巻です。そしてもっと悲しいことに最終巻です。あんなに可愛らしいヨメさんの日々がもう続きがないだなんてあんまりです。最後はとってもすてきな贈り物があったみたいなので、まぁそれはそれで納得なのですが。 あいからずヨメと…

サクラダリセット3 MEMORY in CHILDREN

シリーズ1作目からケイとハルキの間にとって重要な人物として描かれていた、2年前に死んだ野良猫のような少女。シリーズ3作目にして、いよいよ彼女、相麻菫との2年前のエピソードが明かされます。それは同時にケイとハルキの出会いのエピソード。 自らを持た…

機動戦士ガンダム00 A wakening of the Trailblazer

アニメでここまでのテーマができるのか!と驚愕です。まぁ言ってしまえばふ1st コンタクトモノですが、意志の疎通が全くできない、得体のしれない圧倒的な力を持つ「敵」への対応に翻弄される人類の描写が良かったですね。特に00は市井の人々(と言っても沙慈…

iTunesとiPodの連携

iTunesで取込んだCDをiPodに持ち出して聴くのですが、流石に10,000枚以上のCD(容量にすると500GB)の全てを格納できるiPodはまだありません(笑)。そこでiPodに転送する曲を抽出することになります。そこで、使うのがiTunesのプレイリストとスマートプレイリス…

女子高生ちえの社長日記 甲斐荘正晃

小さな(と言っても従業員1000人以上)の創業者社長だった父の急逝により、急遽女子高生と社長の二足のわらじを履くことになった、ちえちゃんの文字通りの社長日記。 とにかく右も左も判らない会社社会、どんな役割の人が何をしているのかも判らない中、様々な…

アイゼンフリューゲル1,2 虚淵玄

誰特?というか、読者層を想定しているのか?と言いたくなる(褒め言葉)。虚淵節が全開な、舞台設定と語り口。天空に竜が羽ばたく、この世界とよく似た別の世界を舞台に、ジェットエンジンのテストパイロットを勤める男を主人公にしたダウナーなドラマ。 主…

iTunesでクラシック音楽管理

CDで購入し、普段聴く音楽はクラシック中心です。CDで購入した場合、まずはiTunesに取り込むのですが、CDDBからアルバム・トラック情報を参照しても、そのまま使うことはまずありません。アーティスト、アルバム、曲という管理体系とクラシック音楽の曲…