帯の「10歳のお子様の目の届かないところでこっそり読んでほしい本ランキングづどう第1位」は伊達じゃない。相変わらずの竹井っぷり。会話の内容は「秋桜の空に」以来のお下品さ丸出しでちょっちエロイ。伏線とか考えているのか?とツッコミたくなるような面白ければそれで良いなノリとキャラクター配置。そして、なによりもあまりに憐れな主人公の後輩・桜の幼なじみ君の扱い。繰り返しギャグの様式美とはいえ、イケメンを前にしたフツーな男の悲哀に全俺が涙です。
でも、あんなエピソードやこんなエピソードも全部ラストシーンに持ってかれました。なんというか雰囲気だけでもうダメです。これは反則。しかも、次はロンドン?ですからねえ。続きどうすんでしょ?