牧神の午後の日記

オタク系の話題です

成功するカレーハウス 驚異の社長製造法 宗次徳二

 全国に1,000店舗以上展開するカレーハウCoCo壱番で有名な壱番屋の創業者が15年以上前に書いたココイチへの勧誘本。当時300店舗で本書でも今世紀(20世紀)中1,000店舗を目標にすることが明言されています。実際に1,000店舗を達成したのは2004年12月なので、少し遅れましたがそれでもその目標を達成したのは素直に凄いと思います。
 同社の特徴としてまず挙げるべきは、顧客満足度重視(どの店にも置いてあるアンケート葉書を見たことがある人は多いと思います)と、一般に言うところのFC展開をしていないことだと思います。本書では後者についてその秘密の一端が明かされています。
 ブルームシステム、平たく言うと社員へののれん分けです。ただそののれん分けをシステムとしてきっちり確立し、のれん分け前提で採用しているところが強みではないかと思われます。本人のやる気と本部の指示をきっちりと愚直に守ってステップアップし独立できる、さらに独立後も店舗採算が取れるようにしっかりと本部がサポートするというのは、独立志向の高い人にとっては魅力的なように思います。おそらくブルームシステムはその後も進化しているでしょうし、その意味で現在の状況も知りたいところです。
 ただ、勧誘本ですし、金とって売るモんかいなぁ、と思ったりもするのですが(笑)

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