ツンな彼女がデレるまで？とでも言いたくなるようなラストに向けての桐乃のデレデレ感がたまりませんでした。以上ってかんじ？
前巻の後書きでは四巻は短編集？みたいな事を書かれていたような気がしますが、エピソードの独立性は強いものの、普通の長編でした。作者後書き曰くコメディパートがの比重が多めってことは、もう第1章から全力全開。病院の待合室で読んでいて爆笑をこらえるのに必死でした。桐乃の親友あやせの策士っぷりも大概ですが、なによりもアキバ系アイドルとして開眼した？加奈子さんが素顔含めて嵌まり過ぎ、そしてそうとも知らず、彼女のコスプレ姿に萌えまくって鼻血出す桐乃が無防備過ぎというか、アホというか、思い出すだけでまた笑えてくるのでした。
そして、第２章は真奈美さんの主人公のお部屋訪問。が、そこで桐乃と鉢合わせってことで軽く修羅ったり、例によって貧乏くじを引かされる主人公っていうのがいつもの構図で泣けます。でも何となくその態度に違和感を感じつつ第３章はピンナップイラストにも描かれているどう見ても間違いだからケ名オタ娘三人組のピーな姿。違和感はここに来て大きくなって第４章で、なんとなく予想はしていた、最後の相談とその後の展開。
多分、桐乃が頑張り屋さんになって、兄に対して頑なな態度を取るようになった原因の出来事があって、今回開陳されなかったさらに億の秘密ってのはそのあたりとも絡んでいるんでしょうねえ。黒猫の妄想は案外間違っていないような気もしていたり(いや、あそこまではしていないだろうけど)。
それにしても、アンケート葉書で今後の展開決めるってのは、無謀だと思います。正直、私的には、今回でこのシリーズ締めた方が美しく終わったのかなぁ、と思ったり。だって、アンケートの結果、●●がメインヒロインになれば、桐乃の出番はない、と明言されているし、そうなるとタイトルに偽りありですし、一方で桐乃がすぐに復帰ってことになったらなったで、よほど巧い理由をつけないと彼女の決意が薄っぺらなものになりそうだし。どうでしょう？ここら辺で一クールアニメ化ってことで？で、ラストはオリジナルでＯＫですから(笑)
以上、貯金額が桐乃に遥かに及ばない４０毒男orzの戯言でした
