牧神の午後の日記

オタク系の話題です

コンラッド・ハーストの正体

 殺し屋家業を辞めようとしたときに、自分の正体を知るのは4人。彼らを殺せば引退可能という計画をした主人公だったのだが、最初の一人を殺したときのダイイングメッセージが「全ては嘘だった」、混乱する主人公を追いかける人間が出てきたり、とサスペンス風味。主人公が引退を決意したのは、最後の殺しで自分の姿を見てしまった、からだったのだけど、それにも裏が合って、というのはエピローグで初めて明かされる話。なというかセンチメンタル。
個性的な主人公なんだけど、センチメンタリストかと思えば殺すときは冷静だったり、となんか感情移入しづらいのが弱点か。

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