牧神の午後の日記

オタク系の話題です

コードギアス反逆のルルーシュR2 TURN 20『皇帝 失格』

 すいません。展開が急すぎる割に話はあまり進んでいなくて、把握しきれませんでした。

  1. 冒頭のナレーションがスザクバージョン。今回はふっきったスザクを描くのが重点の一つだったようです。アヴァンでニーナをばさりと切り裂き、シュナイゼルには皇帝への反逆をけしかけ(どうでもよいですが、ここでビリヤードの2のボールがポケットインするのはシュナイゼルが第二皇子であることと照応しているのでしょうね)、ついには結果が良ければ過程は問わないとルルーシュと同じ立ち位置に至ります。皇帝への一振りに「ルルーシュとナナリーの絶望もこめる」と言う言葉を吐き出したのは、あるいはルルーシュへの個人的な恨みではなく、ルルーシュもギアスの犠牲者と考えるようになったのかもしれません。といいつつ、「それはボクの十字架だ」とホザクのは、結局自分で全てやらないと気が済まない彼の狭量さを現していると言って良いのでは?その狭量さと目的のためには手段を選ばなくなったスザクにロイド卿はランスロットアルビオンを渡す気にはならなかったのでしょう。
  2. スザクに対峙するビスマルクは圧倒的な力の差を見せつつ、「おまえの弱さこそが優しさという強さの裏付けであったものを」と決め台詞を吐くことは忘れません(笑)。しかし、彼の左目に赤く光っているのは、ギアス?皇帝からギアスを授けられたのでしょうか?その能力も含め気になるところです。
  3. そして、ビスマルクに対峙するマリアンヌ as アーニャ。自分が皇帝側に付いている、と思わせるために、あえてビスマルクを疑ってかかる。「閃光」の二つ名はKMFの操縦に対する称号と思っていたのですが、ひらめきに対するものだったのですね。ただ、彼女がどうやってアーニャの中に居たのか?(クローン?憑依?←ギアス能力)、実際の彼女の立ち位置がどこにあるのかということ、ルルーシュが思うほどには、彼女は自分の子供を思っていなさそう、となんだか、母親失格のような気がしてきて仕方ありません。
  4. シュナイゼルの「人の本質とはね、何かに支配されたいということなんだよ」という発言。ブリタニア皇帝を演じるということの意味、まるで某議長を見ているようです。つまりこの後は遺伝子の選別とデスティニープランの発動ですね。判ります。
  5. 相変わらず、星刻と神楽耶様が切れています。「この状況下でブリタニア皇帝に刃を向ける人物に、私は一人しか心当たりがありません」とシュナイゼルに切り込む部分は鳥肌が立ちました。前回の黒の騎士団メンバーの無能っぷりが余計に際立ちます。一方で、ゼロを喪った哀しみに耐えるシーンはジンときちゃいます。いや、「彼の死を最大限有効に活用せねばなりません」だなんて、名目だけの夫婦では出てこない台詞です。やっぱり、三人官女でも彼女は別格です。
  6. ルルーシュ、いよいよ覚醒モードです。いやもう、これからは俺の命令に従えなんて万能ギアスつかえるなら、1期の最初からそうしておけば簡単だったのでは?と想うのはイケナイことでしょうか?
  7. 次回予告、ラテン語の文言"Lasciate ogne speranza, voi ch'intrate' "は「すべての望みを捨てよ、ここに入ろうとするものは」ダンテ地獄変ですね。なんとまぁ、意味深な。さらにプレゼント画面でのオレジン畑のオレンジ君に笑い、また見てギアスのモニカたんに萌えたのですが、それよりも気になったのは002期は石川智晶さんのedですか?ちょっと期待が膨らみました。