牧神の午後の日記

オタク系の話題です

コードギアス反逆のルルーシュR2 TURN 19『裏切り』

  1. シュナイゼルが黒の騎士団の旗艦斑鳩に乗り込みましたが、これはTURN 9『朱禁城の花嫁』でのチェス勝負、キングをあえて死地に赴かせ活路を開く、彼の好みが出ていますね(しかもしっかりチェス盤を用意しているところが流石)。まぁ、火力重視のモルドレッドの護衛をつけて、しかも旗艦にフレイヤを積み込む、という保険付きなのが、また小憎らしい。おまけに玉城を持ち上げたり、自分もギアスにかけられているかも、とカマトトぶるところなんて、もう反吐が出るくらいに最高ですね。
  2. 遂に二つの力の一つ「黒の騎士団」を失うルルーシュ。黒の騎士団があまりにあっさりと寝返りすぎなように思えました。ギアスの力に関する証拠について、裏付けは扇発言のみだし、シュナイゼルの出した録音テープについて、ルルーシュの肉声を知っている人間は誰もいないのに、あの会話がねつ造でない証拠はどこにもないはずなんですが…。扇は多分チグサとの話で説得された、確信犯だと思うのですが、そに乗せられる玉城は当然として、藤堂、ディートハルトは迂闊すぎと言わざるを得ないですね。あるいは、扇については「日本を返せ」という最後の台詞から深読みすると、なんらかの事前の裏取引がヴィレッタ経由でシュナイゼルとあったのかもしれません。そしてディートハルトの「番組は打ち切りです」には思いきり笑わせて頂きました。
  3. ルルーシュがカレンに告げた最後の台詞「君は生きろ」そしてその直前のC.C.の現状についての説明、はおそらく、ゼロがいなくなった後のC.C.の保護とラストにむけての再度忠犬としてゼロに合流することへの伏線ですよね?ということで、ゼロにはまだ忠義のオレンジと忠犬カレンが残っています(笑)。ところで、連行の際、カレンが兄のことをルルーシュに告げかけていましたが、何かの伏線でしょうか?
  4. ロロ…。シャーリーを殺し、ナナリーを隙あらば殺そうとしていた事実はあっても、コレは反則でしょう。ロロ雑巾株ストップ高でした。ロロはウソで塗り固められたルルーシュの人生に自分の本当を見つけてしまったことが悲劇だったのですね。
  5. フレイヤの破壊力の大きさに皆が壊れています。まずはニーナ。ウザクに諭された打つ覚悟、打たない覚悟、を結果が起こって初めて認識したのでしょう。そしてそれに対するロイド伯爵の「科学を捨てて心を守るか、心を壊して科学に殉じるか」が効いています。彼自身の自己規定「ボクは元から壊れているからね。それくらいの自覚はあるンだ」がまた彼らしくて好ましい。
  6. 壊れた人その2なのがスザク。グラウンドゼロを前にして狂ったように笑う彼の心情はいかほどのものか?生きるために打った、その「生きろ」というギアスをかけたルルーシュを許さないのか、それとも打つ状況に追い込んだ、自らは反対したにも関わらず兵器を搭載させたブリタニアを憎み、反逆するのか?現時点ではどちらもあり、のような気がします。
  7. その3がルルーシュで、理性を失いナナリーの探索を騎士団に命じたわけですが、結局前述の通り、黒の騎士団から切られ、ロロの命を張った逃走により、自分の目的を再定義します。その先にある皇帝は、エリア11,全ての始まりであると思わしき神根島にいる筈です。しかし次週のタイトルは「皇帝失格」。予告のラストでジノが拘束されていましたが、それも関係があるのでしょうか?