牧神の午後の日記

オタク系の話題です

コードギアス反逆のルルーシュR2 TURN 14『ギアス 狩り』

  1. 「手段にこだわってはいられない」ですか。今までの自分のアイデンティティとも言えるであろう「間違った手段で得た結果に意味はない」から180度転換ですね、ウザク君。ますますラスボス的になってきたようです。それにしても、やはりシャーリーの死は二人の溝をどうやっても埋められなくしてしまったのでしょうか。
  2. ミスリーディングかと思ったシャーリー殺しですが、あっさりロロが自白。それを表向きねぎらいつつ、内心の怒りがいかほどかというルルーシュの描写は見事でした。そしてシャーリーのような犠牲を出さないためにギアス教団をぶっ潰す、という彼の思いのストレートさは逆に悲しくなってしまいます。
  3. そして、この教団戦は今後黒の騎士団とゼロの分裂を予感させるものとなってしまいました。ラインハルトのヴェスターランドの悲劇は不作為の罪をキルヒアイスから責められたわけですが、今回は無辜の民(のように見える)非武装の人間をゼロが積極的に殺戮をしているように見える。今回の作戦内容が藤堂や扇の耳に入ったとき、彼らはどう判断するのか?あるいは彼らでなくとも一般の団員へのモラル面への影響も気になります。
  4. 黒の騎士団の団員同士でも藤堂と千葉さんの2ショットのようなほほ笑ましい描写もありますが、ゼロ不在による合衆国構想の停滞、扇の態度へ疑念を抱くディートハルトの咲世子への指示など内部分解すらありそうな気配です。それにしてもヴィレッタはやはり最後はブリタニアへの忠誠で動くのでしょうか?扇と再開したときに彼女はどうするのでしょうか?
  5. マリアンヌ関連の描写が思いの他多かったのも気になりました。以前からほのめかされていた通り、C.C.との交流があった(友人関係?)も裏付けられましたし、そこに皇帝のみならずV.V.も関係していたようです。さらにジュレミアの回想で出てきた、KMFを前にした彼女のポーズはルルーシュとうり二つで、或いはやはり彼女もギアスユーザだったのでしょうか?
  6. ジュレミアといえば、今回も「Yes! Your Majesty!」で燃えさせてくれましたが、彼はルルーシュ・ヴィ・ブリタニアとして初めての部下ではないでしょうか。ゼロとしては黒の騎士団を持っていますし、ルルーシュランペルージとしてはカレンという忠犬(違)がいますが、皇子としての身分を知った上で部下になってくれているのはジュレミアだけだと思います。今後、黒の騎士団と袂を分かったとしても彼だけはルルーシュの味方でいてくれるような気がします。本当はそこにシャーリーもいればよかったのですが。
  7. 今回、兄弟の絆が強調されました。シャルルとV.V.は当然として、ナナリーとルルーシュ、カレンとナオト、コーネリアとユフィ。ひょっとするとシュナイゼルオデュッセウスもそうなのかもしれません。

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貴族との戦争に利用するため、貴族による惑星規模の虐殺を(オーベルシュタインの進言を容れて)止めなかったラインハルトに対するキルヒアイスの叱責以上のものが黒の騎士団では行われるかもしれません。