牧神の午後の日記

オタク系の話題です

コードギアス反逆のルルーシュR2 TURN 23『シュナイゼル の 仮面』

  1. 玉城がついに「やればできる子」とばかりにその真の実力を発揮し、漢(おとこ)の魂を見せてくれました。身を挺して瀕死の黒の騎士団の旗艦斑鳩をブリッジだけとは言え守りぬきました。心配なのはこれが玉城の死亡フラグか否かってことですが(笑)。彼には最後の最後にゼロの親友として立っていてほしいものです。
  2. タイトルのシュナイゼルの仮面、ですが冒頭、ナナリーとの会話シーン、そしてその後のコーネリア皇女との会話で顕著だったように思います。神であれ虚無な自分はその仮面を被って演じきれるという自信、そして嘘を嘘とも思わない信念はある意味素晴らしいものですが、一方でルルーシュの株を落とすところ、嘘をつくことの罪悪感すら感じない事は気分が悪くなりますね。ルルーシュシュナイゼルの世界は人間が記号になる世界と言いましたが、記号としての民衆を導く役割を担おうとする(担いたがっている?)彼は、ある意味、父親同様、自分が可愛いだけなのかもしれません。まぁ、開戦時の演説で「そして願わくば、これが人類にとって最後の戦争であることを祈りたい」って、どう見てもデュランダル議長ですよね?
  3. そういえば、シュナイゼルはアーニャの記憶を戻すことを引き換えに、彼女を味方に止めているようです。しかし、アーニャの記憶喪失がシャルルのギアスであることは、ビスマルクからの情報でしょうか?それにしても現在ギアスによる記憶改変を治すのはジュレミア卿のギアスキャンセラーを使うしかなく、卿のキャンセラーも偶然の産物で再現性はなかったはず。彼はどのようにしてその約束を果たすつもりなのでしょうか?それとも反故にするのか?あるいはコーネリアのように口を封じるのか?それを知ったアーニャがどう動くのか、ということも細かいですが気になるところです。
  4. ディートハルトはゼロの混沌以上とシュナイゼルの虚無を大絶賛、なのですが、ルルーシュの交戦開始に当たってのシュナイゼルへのオープンチャネルを使った呼びかけで、なんかアイコンタクトがあったような描写だったように感じたのは穿ち過ぎでしょうか?最後の最後でシュナイゼルに対して「残念ながら番組は打ち切りです。民衆はゼロの番組を望んでいます」くらいの啖呵を切ってくれると惚れてしまうのですが(笑)。
  5. A partの"Innocent Days"に乗せて無言で芝居が進む部分は、良かったですね。物語が煮詰まっているこの状況では、へたに台詞入れた芝居をつけると冗長になって緊張感を削ぎかねませんし、台詞無しでも十分な情報量でしたし(A partラストのジノとカレンの会話は言葉でないと伝わらないですが)。この部分では、なんといっても千葉タンの想いが藤堂に届いたのが大きかったですね。頬染める千葉さんが可愛過ぎです。
  6. B partの玉城ですっかりかすんでしまいましたが、咲世子さんが良い仕事でした。ナナリー生還の真相を語るのもですが、それよりも真相をジュレミア卿に語った後の彼との会話。民族ではなく、ルルーシュを主君として付いていく、と言う決意が美しかったです。
  7. ルルーシュ側がスザクとジュレミア卿くらいしかエース級の駒がいないのに対して、シュナイゼルの側はカレン、星刻、藤堂、千葉といった黒の騎士団、さらにはジノにアーニャというラウンズとどう見てもルルーシュ不利ですよね?単純な数の問題なのかもしれませんが…。とはいえ不利な状況を改善するため、次週はついにC.C.がランスロット(ルージュ・コンクェスタ?)で出陣?予告編で彼女が微笑を浮かべていたのが、あまりに不吉です。「笑って死ね」じゃないですよね?

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