牧神の午後の日記

オタク系の話題です

日本代表監督としては不本意な結果でしたが

 ジーコの「ジーコのリーダー論」読了。そう、あの神様、ジーコです。Jリーグの創設にあたり彼が現役に復帰し、後の鹿島アントラーズに来て、プリヤーとして後進の指導にあたったことはプロエクトXでも少し取り上げられていましたが、具体的に彼はどのような事を考え、その役割を全うしたのか、ということが彼の口から語られています。
 その内容は、「前書きにかえて」で書かれている通り決してサッカーに限った話ではなく、後輩の指導、チーム・グループのリーダーとしてメンバーを引っ張っていく必要のあるビジネスマンにも非常に示唆にとんだリーダーシップとは何か?を論じた好著です。
 それ以外の面でも、サッカー好きは本文に触れられている懐かしのJリーカーの名前を見るだけでも楽しいでしょうし、サッカー好きでなくても、チームリーダーとしてのリーダーシップと監督として求められているリーダーシップは違っているのかもしれないなぁ、といったことをツラツラと考えるだけでも楽しいト思います。

amazon: ジーコのリーダー論―一人の天才をつくるより、“和”をつくるほうがずっとむずかしい
絶版ですが普通にユーズドストアで入手可能です。