牧神の午後の日記

オタク系の話題です

♪追いかけ〜て

 とくれば、「恋のフーガ」ですが、復刻版の「星の瞳のシルエット」(柊あおい)も3巻、高校生になってますます主人公達の想いが絡み合い、ほどけそうになくなってきます。久住クンから告白されても、真理子のことが頭をよぎり素直に受けられず、両想いなのに結ばれない。そのもどがしい主人公二人を軸に司、沙樹などの中学時代の友人達に加わって、おケイや今巻から活躍しはじめる日野クン等々、当時の250万乙女を虜にした青春グラフィティが繰り広げられます。
 シリアスな展開の中でも、久住クンのお見合い?や、今巻ラストの久住君と司のおホモ達疑惑等、お笑い要素も満載。考えてみると、お見合いのお茶目をしでかした久住のお父様と同じ世代(もう少し向こうの方が上だと思いますが)、普段はおちゃらけながらも、人生の陰翳を感じさせるのは、ある種、私の理想でもあります。
 残念なのは、1巻からそうなのですが、雑誌連載の切れ目と単行本の切れ目が一致していないこと。やっぱり不自然な感じです。
 あと、オタ的には香澄ちゃんの絶対領域も見所なのでしょうか?

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