牧神の午後の日記

オタク系の話題です

フィラデルフィア・サウンド!

 音楽を職業にするような人、ましてやソリストやプロオケで演奏しているような人たちというのは「のだめカンタービレ」の登場人物よろしく、頭のネジが1本どころか2,3本ぶっとんでんじゃねーの?と大変失礼な先入観にとらわれていたりもするのですが(笑)、そんな(違)楽団員達の素顔を描いたドキュメンタリー映画「オーケストラの向こう側」(2004米)が某所単館系の映画館で上映していたので、会社を休んで見に行きました。
 自分にとって音楽は何か?オーケストラのメンバーとして音楽を演奏するということはどういう意味を持つのか?そもそも、日常の「音」と音楽を分けるものは何か?といったunanswerable questionに対して、あるときはワークショップ形式で楽団員が自由に意見を交わし合ったり、あるときはメンバーの日常生活のシーンと絡めながら、彼らの演奏する音楽それ自体で応えて行きます。個人的にフィラデルフィア・サウンドはあまり趣味ではないのですが、エロイカシェエラザード、ハルサイなどの名演奏をこれだけ聴かされると、お腹いっぱいです。そして、ラストシーン、ブラ4の終楽章がオケ〜鼻歌〜ソロ楽器によって紡がれて、スタッフロールにつながるところは非常に印象深かったです。
 ちなみに、(喋っているシーンはありませんが)当時の音楽監督だったエッシェンバッハの指揮が多かったですね。

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と言いつつ、「のだめ」はアニメしか見ていません(^_^::