牧神の午後の日記

オタク系の話題です

学問として歴史も浅く

 小尾敏夫さん等による「CIO学 IT経営戦略の未来」読了。日本では学問領域、体形を確立するのは今後の課題である未成熟ではありますが、CIOという役職の歴史から、公共フィールド、民間フィールド、それ以外のフィールド各々における役割、地位、必要とされる資質、今後の課題等を考察しています。もちろん、最近関心の高いセキュリティや投資評価についても一章を割いて説明しています。
 が、やはりまだまだこれからの学問ということで概括的ではあるのですが、詳細部分の検討は少し弱い感は否めません。いえ、これを深めるための嚆矢としての役割を果たす本なのでしょうが。。。

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