牧神の午後の日記

オタク系の話題です

仕組みと人と

 国領先生監修のNTTデータ他「ITケイパビリティ」読了。
 ITの投資効果を考える際に、厄介なのはシステムそれだけで効果を上げるのではなく、「システムを使いこなすこと(既存の仕組みを変えることも含めて)」で初めて効果が上がることです。その効果を上げるための「システムを使いこなす」能力をITケイパビリティとしています。このケイパビリティはどのようにぶんるいできるか?それらを伸ばすにはどうすれば良いのか?ということが書かれています。
 分類についてはIT活用ビジョン構築能力、IT活用コミュニケーション能力、プロセスデザイン能力、IT投資適正化能力、チェンジリーダー開発能力の5つですが、これはまぁ、妥当でしょう。ただ、それをどのように伸ばすのか、という点、やはりこの本を読んでも難しいな、というのが正直なところ。

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