牧神の午後の日記

オタク系の話題です

ヒキはばっちり

 鎌池和馬さん「とある魔術の禁書目録 14」、最新刊、ようやく読了。
 終わりの始まりに当たる部分でしょうか?文字通り、「ここで次巻に続くですか!なんて殺生な」なところ(今回の事件は一応の解決はしていますが)で終わっています。しかも1巻から2巻にかけてクリアした当麻のアノ問題をここでぶりかえして、しかもそれを美琴が知ってしまうとは、どう考えても作者は美琴をいびって遊んでいるに違いない。次巻以降、おそらくは彼女がそのフォローにまわるのでは?と想像しますが、うー、ますます不敏だなぁ、美琴。
 本編、科学サイドと魔術サイドのの全面戦争が開戦(もちろん、宣戦布告はありませんが)。しかしトップは一般人の犠牲もいとわず自ら圧倒的優位を確保することを考えるのに対して、第三勢力たるイギリス清教や当麻、土御門はなんとしても一般人が犠牲になるのは防ごうとしつつ、というところ(はからずも一方通行も同じ考えを表明しています)。現実は宗教の中でもイスラムユダヤの対立もあって、Happy Endingへは絶望的、としか言い様がないですが、せめて、この物語の中ではHappy Endingになることを願いつつ。
 なお、今回、表紙にもデビューした五和が大活躍ですが、インデックスは全く出番なし。さすがに構成上どうなんでしょうねえ?

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 HELLSINGを入れたのは、ローマ正教徒でなければ人間でないと嘯く左方のテッラさんが某神父を彷彿とさせるからです。エイメン。